【M-1グランプリ2022】準決勝レポ
11月30日、M-1準決勝を生観戦してきました!毎年「最多エントリー」を更新しているM-1ですが、今年もエントリー数は過去最多の7261組。8月に始まった1回戦から、4ヶ月かけて絞られた28組が準決勝に進出しました。
昨年のファイナリストであるランジャタイ、モグライダー、ゆにばーすが準々決勝で敗退。
「うぉー!そうなるんだ?!」とドキドキさせてくるじゃない。
ワイルドカード枠、イチオシだったダブルヒガシは上がれませんでしたが、金属バットには大納得。ラストイヤーにワイルドカード枠を勝ち取り、友保さんがコロナに罹るも準決勝当日に復帰というのもドラマティック!
「これは、M-1史上初めてワイルドカードからの決勝あるのでは?!」とワクワクさせてくるじゃない。
申し遅れました。出囃子ライターのクロコです。
副業禁止の企業で正社員をしながらこっそり出囃子でアルバイトをしていたのですが、突然会社を辞めてただのアルバイトになりました。
お笑いラバー歴は1年ちょっとのひよっこですが、M-1はやっぱりとても楽しみなイベント。
昨年のM-1では、敗者復活戦のマユリカにどハマり。そこから、この1年の生きる楽しみは毎週『マユリカのうなげろりん!!』を聞くことでした。
マユリカ
(左から)坂本さん、中谷さん ※引用元:吉本興業ホームページ
昨年のM-1敗者復活戦で披露したネタの一部から「ヘンテコしっこ、ね」と言われますが、マユリカはヘンテコしっこだけじゃない!
ネタも大好きですが、Podcastがおもしろいのでぜひ推したい。
5番組しか選ばれない「Apple Podcast 2022年ベスト番組」にも選出されている、Apple太鼓判の番組です!
同級生コンビだからか、休み時間に“ただ話してるだけ”のようなゆるい空気感がまず聞きやすい。坂本さんが辛辣なワードで中谷さんを攻める関係性や、毎回しっかり面倒くさい罰ゲームなど、聴きどころ満載です。
マユリカOfficial Siteも、番組の罰ゲームで中谷さんが自作したもの!
『うなげろりん!!』は、地上波での月1レギュラー番組がスポンサー不在により年4に縮小してしまったこと(後に打ち切り)をキッカケに立ち上げられたPodcast番組。そういう経緯なので「自力で資金をつくろう!」とオリジナルグッズを制作したのですが、そのラインナップはなぜかTシャツとビキニ写真集。
アイドルの写真集、わかる。
イケメン芸人の写真集、まだわかる。
マユリカのビキニ写真集……誰が買うの?!(私は買いました)
そして「300冊売れれば赤字にならない」と言われていた写真集はなぜか2700冊も売れ、スタート当初は隔週配信だったのが毎週配信に!
こうしてマユリカのPodcastを中心にお笑い沼へと足を突っ込んだ私は、あろうことか「お笑いの仕事に携わりたい」と出囃子のアルバイトに応募し、経験もないのにライターとして副業をすることになり、思うところあって6年半勤めた会社を辞めました。
人生ってやつは、どうなるかわからないわね。
そして、気づけばまたM-1の季節がやってきました。
元々、マユリカと滝音の2マンライブ『夢夢夢ライブ』に行きたくてファニープレミアムに入っていたので、「当たればラッキー」くらいの気持ちで応募したM-1準決勝の観戦チケットが…当たった!うぉーーー!M-1当たった?『夢夢夢』は当たらないのに?
M-1準決勝のチケットが当たったので、今日は16時で上がらせてください!
マジで!すげえよ!今年は全部外れたわ。
ハイツ友の会とシンクロニシティとヨネダ2000応援してきて。
やー、うれしい!激アツ!!
ファニープレミアムに課金してる甲斐があるってもんだ!!!
俺、ファニープレミアムだけじゃなくてM-1サポーターズにも入会してるのに…
そう。弊社・代表は、M-1が復活した2015年から準々決勝か準決勝をご夫婦で欠かさず生観戦してきたという、お笑いラバーにしてM-1ガチ勢。
小学生の時に笑い飯を見てからM-1の魅力に取り憑かれ、大学時代には出囃子管理人・吉田とアマチュアコンビとして自らM-1予選に出たことがあるという猛者。
お笑いやM-1への熱もこれまでの累計課金額も、私なんかの比ではなかろうに…。
抽選というのはどこまでも公平な制度です。運。
いざ、竹芝。
そんなこんなで、行ってきました! 初・M-1準決勝生観戦!
28組/7261組の精鋭だからそりゃそうなのだけれど、最初から最後までめちゃめちゃおもしろかった。笑ったーーー!
ただの一観客としては、凄まじく豪華な2時間ライブでした。
元々好きなマユリカ、ロングコートダディ、ビスケットブラザーズが観られたのはうれしいし、今回一番印象に残ったのはヨネダ2000。
ネタの序盤は「???」となっていたのだけれど、後半からぎゅーんと引き込まれて大笑いしました。
しゃべくりでもなければ掛け合いもなく、“漫才”であのネタを考えつく脳みその仕組みがわからなすぎて、すごすぎる。性別や容姿が一切関係ないネタで、シンプルにおもしろいというのがとてもかっこよかったです。
決勝に行ってよかったーーー!
めちゃめちゃ笑って「絶対上がるな!」と思ったコンビが上がらないと、かなり悲しい気持ちになるもので…。金属バットとか、ななまがりとか…。
そういう意味でも、ヨネダ2000は本当にうれしい!
そして、マユリカですよ……
ネタの本編に入るとき坂本さんが白目をむくところは最高で、そこからの奇人ぶりも最高で、中谷さんの女性役も最高だった。
めっちゃ笑いました。
決勝に行ってほしかったーーー!
準決勝当日の夜、事前収録の『MBSヤングタウンNEXT』が放送されました。聞いている私はついさっき生観戦して結果も知っているけれど、ラジオの向こうではまだ未来を知らないふたりがM-1の話をしていて…。タイミングが切なすぎるよ!
来年は絶対に決勝に行ってほしい。
『ヤンネク』も『うなげろ』も、週2回マユリカを耳で感じながら応援し続けます!
はじめてのM-1準決勝観戦を終えて
はじめてM-1を、しかも準決勝という舞台を見た私は、ただただ圧倒されました。
生のM-1、すごいな…。
芸人さんが捌けて行くときの表情や歩き方から、緊張がこちらにもわかって「この4分に今までの芸歴や、これからのキャリアを掛けてるんだな」と、気迫が伝わってきました。
本当に、人生を賭けている4分なんだ。
この空気感にお腹がぎゅっとなったのは、過去にもこの感触の覚えがあったから。
学生時代、スポーツをしていたのですが、ある年のインカレ決勝前日のミーティングで4年生の先輩が「去年のインカレで負けた瞬間から、私の365日の全ては明日の7分のためにあった」と言っていたのを思い出しました。
規模は全然違うけれど、生で見るM-1の緊張感や気迫は身近に感じたことがあるあのヒリヒリしたものととても似ていて、へなちょこ選手だった私は震えました。
正面から何かに挑んでいくというのは、誰にでもできることじゃないんだよな。
「おもしろい」という理由でM-1の決勝をテレビで見ていたのだけれど、準決勝を生で観たらM-1にはおもしろい以外の魅力もあるのだと感じました。
この熱量やそれぞれのドラマがエモさになって、日本中のお笑いラバーを魅了しているんだな。
12/18はテレビの前から離れられないぜ!
番外編
まだ終わっていませんが、今年のM-1でどハマりしているのはダブルヒガシ。準々決勝のネタ、見た人も見ていない人も今すぐ見てほしい!4分間全部好きですが、特におっさんと飲みたくなるツボ押されるくだりの東さんの表情が好き。
散々語った『マユリカのうなげろりん!!』の兄弟番組が『はちくちダブルヒガシ』。
ダブルヒガシも同級生コンビで、2人がとにかく楽しそうにゲラゲラ大笑いしながら話しているのがもう楽しい。
「あー、関西のおもしろいお兄さんたちが楽しそうにしゃべっているの聴きたいなー」という気分になったら、ぜひお聴きください!