フランシスカに「5つの質問」とゲレロンドリーム2022

2022.08.10
ライブレポ

こんにちは!出囃子のライタークロコです。
ライターとしての経験もお笑い好き歴もまだ浅いですが、ご縁あって『出囃子ーDEBAYASHIー』で記事を書かせていただいています。

2022年6月11日、K-PRO主催のバトルライブ「ゲレロンドリーム2022」に、『出囃子ーDEBAYASHIー』のオープン当初からお世話になっているフランシスカが出演されるということで行ってきました。さらに、ステージを終えたおふたりにインタビューもさせていただきました。

まずはゲレロンドリーム2022

「ゲレロンドリーム2022」とは、イベント制作会社・芸能プロダクションの株式会社K-PROが主催している、バトルライブ。

「ドリーム」と冠しているだけあって、優勝者は当日夜に開催されるスペシャルライブ「オールスタート」に出演できます。
ただし、オールスタートに出演できるのは、60組中1組。その激戦を勝ち抜いた1組だけが、豪華キャストと共に夢のステージに立つことができます。
ちなみに、ゲレロンドリーム2022のチケット代は1人500円。なんと、1組あたり約8円というものすごいコスパです。

ネタ時間は2分15秒。2分30秒を過ぎると、強制暗転します。
観客は、面白かった5組を選んで投票。客席投票の他に、無料生配信していたYouTube視聴者の投票もありました。

初心者なのでよくわかっていなかったのですが、「2時間ちょっとで60組」はすーーーごいボリュームでした…。おもしろかったけれど、休みなく60組のネタを見るというのはなかなかタフな経験になりました。途中入場、途中退出のお客さんもわりといて、終演してようやく「そういうことか…」と理解。玄人は、お目当てをめがけて来ていたのでした。

見事60組の中から勝ち上がったのは、安心安全さん(浅井企画)。
はじめて見たけれど、インパクトのあるビジュアルだけでなく、マンキンの笑顔で「なら、ええわ〜」と言うネタも印象に残るコンビでした。

席が2列目ど真ん中という位置だったこともあり、出演者の手の震えまで見えました。
緊張がもろに伝わってきて「こうやって場数を踏んで、他者評価に身をさらしながら芸を磨いていくんだな」とこちらまで身が引き締まる思いでした。

フランシスカに5つの質問!

そんな激戦を終えたフランシスカのおふたりに、「5つの質問」と銘打ってインタビューを行いました。
芸人さんにお会いするのは初めてなので、シンプルに聞いてみたいと思った様々な場面での「こだわり」を伺いました。

隙あらばボケるもんモンさんと、それにつっこむまきしさんの掛け合いは、ネタの印象そのままの明るさ。
しかし、ひとたびお笑いの話になると、ふっと真剣な表情で真面目に話し始めるギャップが垣間見える場面もあり…

クロコ

今回は、おふたりの「こだわり」について伺いたいなと思っています。

もんモン

僕は、焼酎の緑茶”わり”ですね。

まきし

そういうことちゃうねん!

【質問1】ライブ前にすること

クロコ

(笑)。まずは、ライブ前にすることを教えてください。

まきし

髪のセット。スイッチを入れるためでもあるし、来る途中に風で崩れるのもいやなんで、絶対にノーセットで現場に来て、直前にセットします。

もんモン

僕は、ラジオ体操!
ウソです。僕も、アホ毛と呼んでいるトサカのような髪をセットしますね。

【質問2】2人で決めていること

クロコ

2人の間で決めていることはありますか?

もんモン

なんだろうね。あんまないか?

芸人

「ウソつくのやめよう」っていうのは話します。

もんモン

それはあるね。けっこう喧嘩することも多いんですけど、お互いに「ネタを良くしたい」というのは共通しているから、結局はプラスになっていい方向にいく。

クロコ

ネタについて言い合うことが多いですか?

まきし

つい最近も喧嘩しましたよ。うちはもんモンがネタを書いているんですけど、僕は「もんモンがギャグやってる時の有頂天な感じ」がおもろいと思ってるんです。
それなのに、もんモンが持ってきたネタは、もんモンの良さが活きないもので。「いやいや、もっと良さが出るお笑いでいいやん」と。

もんモン

変な話、僕はギャグしなくてもいいんですよ。
自分たちのキャラに合っているかはまだわからないけど、“かっこいい漫才”に憧れていて。遠回りになったとしても、一度“かっこいい漫才”に挑戦したいという気持ちがあるんです。
でも、ギャグは得意だし、アルバイトをしないでギャグだけで生計を立てているのは事実だから、もっとネタに取り入れた方が良いっていうまきしの意見もわかる。

まきし

というので、この間、4時間喧嘩しました(笑)。

【質問3】オフの日の過ごし方

クロコ

ネタのイメージとは違う一面というか、貴重なお話を伺えました。
オフの日は、何をしていますか?

もんモン

オフの日は寝てますね。ただ、何気なく目に入る変な人とか、「この人おもろいな」っていうのはメモしてて、それを誇張したり発展させてネタを書くことがよくあります。

クロコ

では、ずっとネタのことを考えている?

もんモン

そうかもしれません(笑)。でも、ネタを考えようとしている時は、あんまり良いのができなくて。オフの日の何も考えていない時の方が、逆に頭が働く感じがあります。

クロコ

まきしさんはどうでしょう?

まきし

僕は、オフの日は完全に趣味。遊戯王カードにハマってます!常に持ち歩いていつでも対戦できるようにしてるんで、遊戯王カードの仕事とかしてみたいなぁ!
あとは、行けるときは地下アイドルの現場に行って山ほどチェキを撮ってます(笑)。

クロコ

もんモンさんとは対照的ですね。

まきし

といっても、あんまりオフないですけどね。ずっとバイトしてます。

【質問4】日常のこだわり

クロコ

お笑いにつながっている、ふだんのこだわりはありますか?

もんモン

我慢しないこと。ご飯とか光熱費の節約は全然しないです。生活の中で、そこはノーストレスでいたい。我慢しない分、お笑いで稼ごうと思ってる。

まきし

それは共感できる。寝たい時に寝るし、食べたいものを食べる。欲しいと思ったら買うし。
もんモンは野球やってたんですけど、毎月グローブ買ってる時期ありました。家行ったら、グローブ20個くらいあった(笑)。

もんモン

20個は言い過ぎだけど、確かに毎月グローブ変わってた時期はありました(笑)。チームに貸し出せるし、いいかなと思って。

【質問5】今後の抱負

クロコ

はじめてなので、最後はまじめに締めたいと思います。では、今後の抱負をお願いします!

もんモン

M-1グランプリ優勝です。

まきし

いや、ボケへんのかい!

インタビュー中、もんモンさんが「まきしとは、性格が正反対だからお互いに支え合えあってやっていけてる」とおっしゃっていました。
全く異なるキャラクターなのにバランスがいいというか、おふたりの空気感がとてもしっくりきているのが、フランシスカの魅力のひとつなんだなと感じたインタビューでした。

この記事を書いた芸人
某出版社
クロコ(元アルバイト)