奇想天外な情景を鮮明に描く
芸人仲間も熱視線!KOC有望コント師
No.007

いかすぜジョナサン

所属:ラフィーネプロモーション
結成:2014年4月1日
  • 川村優太 (1989.7.20)
  • 小俣勇二 (1989.10.16)
インタビュー
コンテンツ情報

中毒性のあるコント、
ふたりの原点

――ネタを観たあと、どのように芸人さんになったのか、知りたくなりました。

川村優太(以下川村): ちっちゃいころから「いい大学に行って、いい会社に入りなさい」っていう教育を受けていました。でも高校生のときに「やっぱりいい会社に入りたいわけじゃない」と思って、大学では就活を一切しませんでした。音楽も漫画もお笑いも好きで、将来は好きなことをしたかった。大学時代のバンドのメンバーは就職しちゃったし、絵はそんなに上手くないし、じゃ養成所に通ってみようと。

――教育熱心なご両親だったんですね。大学は慶応ですよね?

川村: はい、高校と大学が慶応です。といっても親は医者とかではなく、普通の家庭です。僕は子どものころ体が弱かったので、体より頭を使う仕事に就けるように…と、両親は考えていたんじゃないかな。

――小俣さんはどうやって芸人さんに?

小俣勇二(以下小俣): 大学を卒業して1年間、スーパーでパートしてました。その次の年、パートを続けながら山梨の実家から東京まで片道2時間、週2でホリプロの養成所へ。うちの親は割と放任で、養成所に入るのも上京するのも芸人になるのも特に反対もされず、「そうなんだ〜」くらいでした(笑)。

――その養成所で出会うわけですね。どちらからコンビに誘ったんですか?

川村: 僕からです。僕なりの相方の条件、“同い年”と“うるさくない”に小俣は当てはまっていたので。『ちびまる子ちゃん』でいう、はまじじゃなく、野口さんみたいな人がいいな〜っていうイメージです。“同い年”がいいっていうのは、単純に仲良くなりたいから。“うるさくない”は、陽キャが苦手っていう(笑)。おもしろそうに見えて楽しいだけのやつより、物静かでもおもしろい人の方がいい。あと、お互いハイロウズが好きで、それも決め手でした。

――なるほど。ハイロウズの魅力はどんなところでしょう?

小俣: いや〜もう…最強であるっていうことですね。最強で最高。

川村: うん。歌詞も曲もビジュアルも精神も全部。クリスチャンに「キリスト教ってなんでいいの?」って聞くのと同じですね。好きな理由はわからない。盲目的かもしれないです(笑)。

いろんなネタをやりたい! こすりたくない!

――それぞれから見て、相方の「いいな」と思うところは?

小俣: 川村は“アツいところ”ですかね。お笑いというものに対して。情熱がすごい。ネタづくりのときも、舞台に上る直前も。「ここはやっぱりこうしよう」って。

川村: 僕が小俣に対して羨ましいなと思うのは、“人に愛されるキャラクター”ってこと。あと小俣は芸人を目指すきっかけや覚悟が明確で、その話はかっこいいなと思います。

――詳しく教えてください。

小俣: きっかけは、中学のときに『内村プロデュース』を観て。特に「おもしろ100M走」とか。これが職業として成立しているのっていいな、最高だなと思って、芸人というものに憧れを。僕、中学の途中からバスケ部でイジメっぽいことをされて、卒業まで不登校だったんです。家でテレビばっかり観ていたそういう時期ともかぶって…。

川村: 補足してもいいですか? 小俣は「今学校に行けてない人も、俺らのネタを観て笑ってくれたらいいな」って。それ聞いたとき、いいこと言うなと思いました。

小俣: そんなまあ…うん…別に…(笑)。

川村: 言ってたよ(笑)。

――川村さん、補足ありがとうございます! ネタを観た率直な感想ですが、どうつくってるんですか?

小俣: ふたりで話しながら…ですね。“設定”は思いついてないけど、“状況”とか“現象”とか「これおもしろくない?」みたいな感じで持ち寄って。

川村: たとえば「500円おじさん」でいうと、「落ちてる500円を拾う」っていうシチュエーションがおもしろいな、「取り合うのもいいかも」と。たしか東急ハンズかどこかで大きい500円を見つけて、「これ使えるんじゃない?」みたいな。小道具スタートのネタも結構ありますね。

――小道具や衣装にもこだわりを感じます。

小俣: 「あわあわ」のネタは、ふたりでバグルスの『ラジオ・スターの悲劇』のライブ映像を観てたとき、「“あーわあーわ”って歌ってるコーラスの人がメインボーカルより目立ってておもしろいね」って話になって。最初は赤ちゃんの人形を使っていたんですが、「口が動いたほうがいい」って、水道橋にあるパペット専門店へ買いに行きました。

川村: 「あわあわ」で僕が着ている赤いジャケットは、下北かな? フリマで500円とかで買いました。小道具きっかけでネタをつくることも結構あります。

小俣: 「崖」(ふたりのYouTube参照)のネタは、映画『インディ・ジョーンズ』を観て。崖をふたりがすれ違ったらおもしろいんじゃないか、と。

――「あわあわ」は“静”、「500円おじさん」は“動”。ネタの種類が豊富ですよね。

小俣: コンビを組んだときから変わらないのは、いろんなタイプのコントをやりたいっていう。それはこだわりかもしれないよね。

川村: たしかに。たとえば“女装”とか“学園もの”とか、一度ウケたものをこすりたくないっていうのはある。

――だからこそ、「もっと他のネタも観たい」って思っちゃいます。

川村: ありがとうございます。いいネタができたときはうれしいです。「よっしゃー、俺が先に思いついた」って。逆に誰かのいいネタを観たとき、「くっそー、先にやられちゃった」ってすげー悔しい。

小俣: わかる。ウケるかわかんないけど、どんな反応されるんだろうっていうネタができたとき、楽しい。もちろんそれでウケたらうれしいです。

川村: あと、子どもでもわかるようなものをつくりたい。なので、逆に言葉を使ったネタは得意じゃないですね。

『キングオブコント』、
反省と対策

――2019年、準決勝に進出していますよね。

小俣: 準決勝1日目は「スナイパー」がめちゃくちゃウケて「(決勝)いくかも!」と思ったけど、2日目の「あわあわ」が終わったとき「あ、ないわ」って(笑)。

川村: 敗因は明確で。「あわあわ」は広い会場に適してない。それと、準決勝を観に来るお笑いファンって、ああいうのを求めてない。意外とちゃんとしゃべったりするネタを求めてるっていうか。地下ライブだとウケるネタなんですけどね。その点をよくわかっていなかったです。「スナイパー」は、小俣のキャラクターに合っているからウケるって、よく言われます。

――今年も『キングオブコント』が目標ですね。

川村: いつもネタ選びでミスっちゃうんで。2分でちゃんとわかりやすくて爆発力のあるネタをやって準々決勝に行けたら・・・! いや〜〜! 準々がいちばん難しいよね。準々で4分に伸ばしたときにどれだけ完成度をあげられるか。

小俣: 広い会場でちゃんと見えるか、聞こえるか、とか。

川村: あと準々からは決勝経験者が出てくるんですよ。有名な人が出てくるとやっぱり会場が盛り上がるし、もちろん強いし。頑張ります。

憧れの先輩・ランジャタイからの言葉が自信に

――先輩からアドバイスをもらったりもしますか?

川村: いろいろいただきます。あ、でもバイト(映画館)仲間のふだん全然話さない女子高生に観せて感想をもらうのも、参考になります。フラットな意見が欲しくて。

小俣: 先輩だったらバベコンブさん、お醤油かけるさん。

川村: あと、ずっと憧れの先輩はランジャタイさん。僕らが1年目のとき、地下ライブでひとことも発しないわけわかんないネタをやったんですけど、終わったあと「君たちめちゃくちゃおもしろいね、絶対売れるね」っておふたりで言いに来てくれて。当時ランジャタイさんはすでに地下ライブでめちゃくちゃおもしろくて、その人たちに言ってもらえたことは、すごく自信になりました。

小俣: あれ以来ライブが一緒になるといつもネタ観てくれるよね。「今日は何番目?」って聞いてくれる(笑)。

川村: ただ僕ら、人懐っこくないから…先輩との距離感がよくわかんない(笑)。本当はもっと仲良くなりたいんですけど。

――最後に、これからネタを観る人に、メッセージをお願いします!

川村: (しばらく考えて)…難しいな…自由に観てもらえたらいいかな(笑)。あ、でも「あわあわ」に関しては、日本に限らず世界中のかたに楽しんでもらえたらうれしいなと思ってます。

小俣: (しばらく考えて)…応援してもらえたら、うれしいです(笑)。

川村: ワーキャー系の芸人じゃないんで、やっぱりネタで評価されたいですね。僕らのネタを好きでいてくれる人に、後悔させたくないです! 絶対に売れます!

【編集後記/by担当ライター小林】

「夕日とかもめのジョナサンが刺繍されたTシャツ、なんとデザインはおふたりが! 私は赤のMサイズを、カメラマン杉本はクリームのLを次回ライブで買う予定。100着売れたらオフ会するそうですよ、楽しみ!」

PROFILE

いかすぜジョナサン

所属:ラフィーネプロモーション
川村優太
生年月日:1989.7.20
出身:神奈川県
所属:ラフィーネプロモーション
小俣勇二
生年月日:1989.10.16
出身:山梨県
川村優太
最終学歴:慶應義塾大学
趣 味:ボードゲーム、映画鑑賞

小俣勇二
最終学歴:山梨学院大学
趣 味:音楽鑑賞
特 技:言葉の逆再生

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  • ライター
    小林文
    1985年生まれ。フリーランスのライター/エディターとして活動し、『Oggi』等の女性誌やweb媒体にて、ファッション、インタビュー、コラムを担当。仕事のおともは深夜ラジオ。
  • カメラマン
    杉本大希
    1992年生まれ。フリーランスのフォトグラファーとして主にファッション誌の現場で活動。息抜きはサッカー観戦、好きなジョッキーは和田竜二騎手。
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